HPVワクチンQ&A|小泉重田小児科

HPVワクチンQ&A

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2回接種のワクチンはありますか?

・9価ワクチンでのみ可能です
・15歳の誕生日の前日までに1回目の接種を始めた場合のみ、2回接種で終了です
・2回目は通常6ヶ月後に接種します
但し、2回目が5ヶ月以降未満に接種した場合は、3回目接種が必要です。
・15歳に達してから接種を開始した場合は3回接種です。

9価ワクチンとは何ですか?

最新のHPVワクチンで9種類のHPVに対応できます。
日本では2020年7月21日に製造販売が承認され、2021年2月24日に発売されました。 商品名は「シルガード9」
2023年4月1日からは定期接種として無料で接種できます。

4価ワクチン(ガーダシル)で開始しました。残りを9価ワクチン(シルガード9)に変更できますか?(令和5年1月3日追記)

はい、令和5年4月から可能です。
適切な情報提供のもと医師とよく相談した上で9価HPVワクチンを選択しても差し支えありません。

HPVワクチンの標準的な接種間隔は?





※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

どのような服装で接種に行けば良いですか?

※肩と肘が露出できる服装でご来院下さい
適正な接種を行うために下図のように「肩(三角筋部)を完全に露出した状態」で接種します。
肩が見えない服装の場合は受付時にお声がけ下さい。
Tシャツを用意してありますので、着替えて戴いてから予診・接種を致します

定期予防接種として接種できる対象者は?

小学6年~高校1年相当年齢の女子です。
(対象:12歳となる日の属する年度の初日~16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子)

お勧めの接種時期(接種年齢)は?

標準的な接種年齢は中学1年生の女子です。
(標準的な接種期間:13歳となる日の属する年度の初日~当該年度の末日までの間にある女子)

高校1年を過ぎてしまいました。どうすれば?

下記に該当する年齢の方は2022年4月から無料で接種できます(キャッチアップ接種)
令和3年12月、厚労省のHPVワクチンを打ち漏らした人に対する救済方法(無料接種)が決まりました
1997(平成9)年度~2005(平成17)度生まれの女性は、2022(令和4)年4月から2025(令和7)年3月までの3年間、救済措置として無料で接種できます
※シルガード9(9価)は2023(令和5年)4月から無料で接種できます。

予診票がありません。とうすれば?

HPVワクチンの予診票は委託医療機関に置いてあります。
窓口でお渡しできます。
(高崎市では中学1年生のみ郵送されてきます)

接種前に必要なことがあります?

はい。ワクチンの必要性・副反応などを十分にご理解の上で接種して下さい。
そのために、厚生労働省作成の最新リーフレット(PDF)をお読み下さい。
リーフレットには、HPVワクチンは以前と同様に定期接種であり、中止されているのではないこと、安全性、効果、副反応の頻度、ワクチンを受けても20歳になったら子宮頸がん健診を受ける必要があること、などが記載されています。
厚労省リーフレット:
「小学6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」
概要版(高崎市から送付されたもの)
詳細版

HPVワクチンは公費(無料)ですか?

はい、定期接種のため公費(無料)です。
日本脳炎ワクチンや二種混合ワクチンと同様に公費(無料)で接種できます。
2013年(平成25年)4月1日から定期の予防接種になりました。
2023年(令和5年)4月1日からはシルガード9も定期接種として無料で接種出来ます

HPVワクチンにはどのような種類がありますか?

予防できるHPVの数の違いにより3種類あります
3種類目のワクチン(9価ワクチン)は2021年2月24日に発売
2023年4月から定期接種で使用できます

 
HPV
ワクチン
2価4価9価
商品名サーバリックスガーダシルシルガード9
予防できる
HPVの数
2種類4種類9種類
子宮頚がんに
関連するHPVの数
(高リスクHPVの数)
2種類2種類7種類
子宮頚がん
の予防
60-70%60-70%80-90%
子宮がん健診何れのワクチンでも必要です
定期接種
(無料)
3回接種
2回接種××
但し15歳の誕生日の前日までに接種を始めた場合
最短接種
の完了期間
5ヶ月4ヶ月4~6ヶ月
自費料金
1回(税込)
17,000円17,000円27,000円
在庫全て予約注文
男性の接種××

高リスクHPV:HPVには150種類以上の型があります。その中で子宮頸がん・前がん病変の原因になるHPVを「高リスクHPV」と呼びます

高1です、今から間に合いますか?

2022(令和4)年4月から2025(令和7)年3月までの3年間、救済措置として無料で接種できる機会があります。詳しくはキャッチアップ接種をご覧下さい。

HPVワクチンが通常の定期予防接種に戻りました(令和3年11月26日)

HPVワクチンは、令和3年11月26日から予診票が届く通常の定期予防接種に戻りました。
これからは日本脳炎や二種混合のように、HPVワクチンも予診票がご自宅に届きます(高崎市では中学1年生のみ・令和4年4月頃から)。
HPVは子宮頸がんの原因になるウイルスです。HPVワクチンは子宮頸がんワクチンとも呼ばれます。

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